【HOWZOOM】マンションの法定耐用年数(その3)

2022.03.04
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物件探し【HOWZOOM】
ワンルームガイダンス42

こんにちは!ハウズームの松浦です。(^^♪
ワンルームガイダンスとして、シリーズでお伝えしています。

ワンルーム投資は、かける時間と資金のバランスが良く、資産形成に活用できる商品です。
昨今、退職金や年金といった一定の年齢に達した時に受け取る資金は、年々受け取る年齢が繰り下げられています。
ライフステージが変わるタイミング、資産を分散している事で、見直す収支の選択肢を広げる事が可能だと思っています。

これまで、ZOOMⅣとしてワンルーム投資の基礎的理論、タイミングや物件選びの情報収集についてお伝えしてきました。
これからは、ZOOMⅤとして勘に頼らない、戦略的なワンルーム投資のポイントやターゲットをお伝えします。

マンションの法定耐用年数(その3)

法定耐用年数が短縮された理由

RC造の法定耐用年数は47年ですがその合理的根拠は特に見当たりません。
短縮された根拠は「税収確保と企業の国際的な競争力の向上」という完全に政策的なものです。

経団連など財界は、減価償却は設備投資の活性化や制度の簡素化のために期間を短縮すべきと提言し続けてきました。

法定耐用年数が60年から47年となった平成10年の税制改正ですが、建物の定率法適用の廃止といった改正が行われました。それに対して、何らかのバーターが必要だったのでしょう。

法定耐用年数は、財界(内部留保)と行政(徴税)の綱引きにおける政治的な決着であり、何ら建物本来の耐用年数と関係ないのです。

ワンルームは投機ではなく投資である理由

キャピタルゲインを狙ったワンルーム投資はお勧めしません。
なぜなら将来の不動産価格やインフレを予測することは難しいからです。

インカムゲインで着実に資産形成していくことを推奨します。
むしろ、着実な資産形成に向いている投資だと思います。

築年の古いワンルーム投資のデメリットはおよそ以下のようなことが考えられます。

・設備や機能は時代とともに陳腐化する
・メンテナンス費用(修繕積立金)が増えていく
・耐震性の疑問(特に旧耐震)がある
・リノベ等の更新投資を行っても家賃のプレミアムはつきにくい
・建物の減価償却が少ない
・ローンがつかない、あるいはローン期間が短すぎるのでレバレッジが利かない

ですが、これらのデメリット、つまり競争力のなさを理解していれば、逆にメリット、つまり競争の少なさとして生かせることができます。

徐々に資産価値が減り、処分性に欠けいくものに投資する、一見「ババ抜きゲーム」と大差ないように思えますが、こうしたデメリットはローンが不要な投資家にとってメリットでもあるのです。

これは建築規制とともに一種の参入障壁とも言えるでしょう。

とは言え、リスクコントロールできる訳ではないので、物件選びはより慎重になる必要があります!!

桜と椿

伊豆大島の河津桜と椿 撮影:2022年3月

ももくり三年、かき八年
時間がかかるものの例えですが、椿は30年かかるそうです。(談:椿油の製油所さん)

花も実も楽しめる椿の様に、時間を味方にする資産形成をお勧めします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


◆HOWZOOM、色々な(HOW)ことに興味(ZOOM)を持ちたい気持ちの表れです。

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対面セミナーに代わり、オンデマンド形式で中古ワンルーム情報をお伝
えする予定です。個別相談はお気軽にお問合せください。実際にお目に
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株式会社ハウズーム 松浦

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