【HOWZOOM】中古のプレミアム
- ブログ
【HOWZOOM】
ワンルームガイダンス38
こんにちは!ハウズームの松浦です。(^^♪
ワンルームガイダンスとして、シリーズでお伝えしています。
ワンルーム投資は、かける時間と資金のバランスが良く、資産形成に活用できる商品です。
昨今、退職金や年金といった一定の年齢に達した時に受け取る資金は、年々受け取る年齢が繰り下げられています。
ライフステージが変わるタイミング、資産を分散している事で、見直す収支の選択肢を広げる事が可能だと思っています。
これまで、ZOOMⅣとしてワンルーム投資の基礎的理論、タイミングや物件選びの情報収集についてお伝えしてきました。
これからは、ZOOMⅤとして勘に頼らない、戦略的なワンルーム投資のポイントやターゲットをお伝えします。
前回は新築へ投資する理由をご紹介しました。
今回は、
中古のプレミアム
築古マンションの価値とは
例えば中古車、特に高級車は残価が高いうちに次々と買い替えていく人がいます。
オプションで付けた高価なオーディオやアルミホイールは売り値に反映しないので売る前に取り外す人もいます。
中古ゴルフクラブも同じようなことが言えます。
しかし高価なクラブシャフトは再利用の価値はありますが、シャフトを短くカットすると価値は下がってしまいます。
中古の一戸建てもそうです。
費用をかけてゴージャスにリフォームした内装や外溝もある程度時間が経過してしまうと売値に反映しにくいのです。
中古の木造戸建てアパートは22年の法定耐用年数を過ぎると基本は「古屋付きの土地」という扱いです。
中古品につけたオプションや改造はなかなか価格や家賃に反映されにくいのです。
新築マニアにしてみると中古品は所詮中古なのです。
ワンルームも古くなれば建物の価値は下がっていきます。
いくら修繕してもそれがプレミアムとして価格や家賃に反映するかは疑問です。
かといって修繕しないとどんどん劣化していくことは確かです。
例えば1972年(昭和47年)築の中銀カプセルタワービル。
著名な建築家黒川紀章氏(故人)が設計した外観・室内ともに斬新な建物です。
築30年を過ぎた頃からアスベストの処理をめぐり建替え推進派と反対派が対立し管理組合の機能がマヒし、建物のスラム化が進行していました。
同マンションの入居者の生活の様子を紹介している動画を観ました。
雨漏りが発生し、大きな穴があいてブルーシートで塞いでいる部屋もあれば、セントラル方式の空調と給湯は壊れ、雨露を凌ぐのもやっとの状態です。
歩いて銀座や新橋に行ける便利な立地で家賃も決して安くはなく、設備よりも立地=希少性なのだと感心していました。
カプセルで入替可能なるも、老朽化した配管の入れ替えができず、惜しまれつつ取り壊しされる事が決まりました。
「中銀カプセルタワービル」2022年に取り壊しへ。カプセルユニット保存へ向けて挑戦はじまる | スーモジャーナル – 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト (suumo.jp)
マンションは管理を買え、と言います。
建物も大事にケアすれば法定耐用年数よりはるかに長持ちします。
人生100年時代。建物の資産価値を維持する努力は大事です。
築年の古いマンションを調べると、1956年(昭和31年)築の四谷コーポラス(2017年に解体)が国内で最古の民間分譲マンションと言われています。
耐震補強に多額の費用がかかることから築後61年で建替えられました。
また民間分譲マンションではありませんが、マンションの経済的耐用年数について「同潤会アパート」が一つの参考になるのではないでしょうか。
「同潤会アパート」は、1923年(大正12年)に発生した関東大震災の復興支援を目的として、大正時代末期から昭和時代初期にかけて東京や横浜の各所で建設された鉄筋コンクリート造(RC造)の集合住宅(マンション)です。
大正末期から昭和初期にかけて建設された「同潤会アパート」は第二次世界大戦の戦火を潜り抜け、その後も昭和の末期から平成年間まで長く利用されました。
築年でいうと短いもので60年以上、長いものだと90年近くまで使われたのです。
建物の躯体は100年以上持ちます。
管理が行き届いていれば投資対象としての賞味期限は法定耐用年数(47年)よりもはるかに長いのです。
人生100年時代、築20年はまだまだ若いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
◆HOWZOOM、色々な(HOW)ことに興味(ZOOM)を持ちたい気持ちの表れです。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
対面セミナーに代わり、オンデマンド形式で中古ワンルーム情報をお伝
えする予定です。個別相談はお気軽にお問合せください。実際にお目に
かかれる日を心待ちにしています。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
株式会社ハウズーム 松浦